誰かを想うこと

私が強く想っていても
その人から平等の想いが貰えるとは限らない
またその逆もあるだろう

忘れるということは残酷だ
きっと忘れた事にさえ気付かない

私を忘れてしまった人は
私が死んでいることと同じだ
存在していない事と同じだと言える

そして私がどれだけ想っていようとも
その人の中に私がいないのなら
この世に存在していない事と同じだと言える

人の気持ちはいつでも平等ではない

おしてみたり、ひいてみたりと
駆け引きなんて意味のないことだろう

その人の私という位置を変えるには
どうすれば良いだろうか

積極的という行為は賭けだ
決してポジティブな行動でないとおもう

追いかけられたら逃げる生き物
積極的な行動は
追いかける事と同じではないのか


時間が解決するには
ひどく身体に負担のかかることだ

何故なら
私たちの時間は永遠ではないからだ

突如どちらかに時間の終わりがくると考えたら
取り乱してしまう

時間の終わりがある瞬間を知っているから

どんなに深く想っていようとも
時間は赦してくれない