光
おはよう。朝。もう疲れたよ。また朝がきた。やめて。私を見ないで。
光が私を照らす。
あなたの生きている意味、あなたの息している意味、あなたの生活している意味、あなたのご飯を食べる意味、あなたのお風呂を入る意味、あなたの洋服を買う意味、あなたの趣味の意味、そこには何があると言うの?
あなたの好きなお寿司、あなたの好きなカモミールティー、あなたの好きなチョコミントアイス、あなたの好きなゲーム、あなたの好きなミステリー小説、そんなに好きだらけで何か感じない?
うん。罪悪感。罪悪感でしょう。
あなたには価値がないの。なんの価値も。だから好きなものが近くにあるときは永遠に罪を感じなさい。永遠に。永遠に。
わたしは自動的に生まれました。この世に生まれたいと意思を持った覚えはありません。生きているのは自動的です。だから私に罪があるのは間違っていると思うのが本音ですが罪悪感があるのも事実です。という事はわたしがいけない子だからでしょうか。
光はわたしを責め立てる。光はわたしの罪悪感を強調させる。
初詣
お父さんが死んで24年。 そういえば 初詣という存在を忘れていた。 お父さんと過ごした9年間は毎年初詣に行っていた。 お父さんか死んで神を心底うらんだからだ。 お父さんは忠実だったな。 私は初詣に行くことは生涯ないだろう。 神に求めることは間違っている。 のだろか? 神は何も与えない? いや信じるという心を与えてくれるのか。 人間が存在してる限りの疑問なんだろうか。 神の存在で殺傷が増えたように思う。 神とは概念である。 神とは人間を狂わす恐ろしい概念だ。
生きるってなんだろう。
毎日の囚われ。この世界で、地球で、島で、地上で、土の上で、布団の上で。おはようって言葉は嫌いだ。また朝が来た。実感がない。
今日は、今日も、また心配と、不安と理解のできない生を考え今日も、意味がない、と決着。
昼がきて、夕方がきて、夜がきて。あぁいつのまにか夜だ。すすまない、つまらない事と共に。
また夜が過ぎる。夜は好きだ。目眩まし。