光
おはよう。朝。もう疲れたよ。また朝がきた。やめて。私を見ないで。
光が私を照らす。
あなたの生きている意味、あなたの息している意味、あなたの生活している意味、あなたのご飯を食べる意味、あなたのお風呂を入る意味、あなたの洋服を買う意味、あなたの趣味の意味、そこには何があると言うの?
あなたの好きなお寿司、あなたの好きなカモミールティー、あなたの好きなチョコミントアイス、あなたの好きなゲーム、あなたの好きなミステリー小説、そんなに好きだらけで何か感じない?
うん。罪悪感。罪悪感でしょう。
あなたには価値がないの。なんの価値も。だから好きなものが近くにあるときは永遠に罪を感じなさい。永遠に。永遠に。
わたしは自動的に生まれました。この世に生まれたいと意思を持った覚えはありません。生きているのは自動的です。だから私に罪があるのは間違っていると思うのが本音ですが罪悪感があるのも事実です。という事はわたしがいけない子だからでしょうか。
光はわたしを責め立てる。光はわたしの罪悪感を強調させる。